テレビと視力の関連

以前から、テレビばかり見ていると目が悪くなると

言われることが多かったと思います。

実際どうなのか、それに関して調べた調査があるので

述べてまいります。

 

厚生労働省では、21世紀出生児縦断調査という調査をおこなっています。

これは、同じ人を長年にわたって追跡する調査ですが、

平成13年に出生した子と平成22年に出生した子を比較している部分があります。

その中で、テレビ視聴及びその時間と小学生になってからの視力低下の関連性を分析した部分を

まとめた報告がありますのでご紹介いたします(Japanese Journal of Ophthalmology. 2021.)。

この報告によると、1歳半、2歳半の時点でテレビの視聴時間が多い、

もしくは2歳半の時点で1日2時間以上テレビ視聴していると、

小学生になってから視力が悪くなった割合が有意に多かったとされています。

しかし、3歳半、4歳半、5歳半での1日のテレビ視聴時間と、

小学生になってから視力が悪くなったことには関連性がなかったとのことです。

今回の調査では、実際の視力は測定しておらず、どのくらいの視力であったのかは不明です

(親から見て視力が落ちていると感じる状態を、視力が悪くなったと判断しています)。

また、テレビとの距離なども考慮されていませんので、正確さには不十分な点も認められます。

しかし、生後の小さいうちにテレビを視聴する習慣があると、

あとで視力が悪くなる可能性が高くなるということはしっかり示されています。

今回の報告はテレビの視聴に関してですが、スマホであれば画面が小さいうえ、

目との距離も近く、テレビ以上に注意が必要と考えられます。

生後小さいうちからの視聴に関しては、あとで目が悪くなる可能性が高く、十分注意が必要でしょう。