子どもの近視実態調査②
前回の子どもの近視実態調査ですが、3年間経過を追った部分も報告されています。
近視の進行を調べた結果では、小学1年生のときに近視の割合は12.43%でしたが、
その子たちが小学3年生になると35.87%まで増加していたそうです。
また、小学2年生だったときに23.40%だった近視の割合は、
その子たちが小学4年生になったときには39.66%まで増加していました。
中学1年生だったときに59.96%だった近視の割合は、
その子たちが中学3年生になったときには60.92%だったとのことです。
これらを見てみると、幼い時期ほど近視が進行する割合が多いことが分かります。
アンケートと合わせた結果では、
学校以外での勉強や読書が長いほど近視の新規発症につながっていたそうです。
さらに、休み時間に屋外へよく出る場合は視力低下しにくい、
休日も屋外へよく出る場合は視力低下しにくいという傾向も分かりました。
やはり外遊びは近視進行抑制に有効のようです。
手元での作業時間を減らし、子どもの頃から外遊びの習慣をつけることで
少しでも近視進行を減らしていきましょう。