白内障の点眼治療

現在使用されている白内障の点眼は、進行を遅らせることはできるものの、

すでに濁ってしまった状態を治すことはできません。

そのため、白内障は手術による治療が最も有効です。

ただ、白内障を改善するための点眼も研究がなされているようです。

アメリカによく生息しているジュウサンセンジリスというリスが、

自分で白内障を治していることがわかりました。

正確には冬眠の際に白内障になり、

春になるとその白内障がなくなっていることが判明したそうです。

このリスの眼の細胞を調べてみると、

白内障の原因となるたんぱく質を

コントロールする物質(RNF114)が発見されたそうです。

 

白内障を発症させたラットにこの物質を注入したところ、白内障が改善したとのことです。

現段階では動物実験レベルの話ですが、

将来点眼で白内障を治すことができるようになるかもしれませんね。