アイフレイルについて
フレイルということばをご存知でしょうか?
最近よく言われるようになったことばで、
メディアなどでもよく取り上げられるようになりました。
フレイルとは、
『加齢に伴い身体の様々な機能が低下することにより、
健康障害に陥りやすい状態』をいいます。
要するに、加齢により動きにくくなり、
したいことがしにくくなった状態と考えてください。
フレイルが進行すると要介護の状態になってしまいます。
要介護になるひとを少しでも減らそうと、厚生労働省はフレイル対策を施策に盛り込み、
2020年からはフレイル検診も開始となっています。
ちなみに、ロコモやサルコペニアといったことばもお聞きの方がいらっしゃるかもしれません。
フレイルと同じような場面で使われることばですが、それぞれに違いがあります。
ロコモとは運動器の障害によって移動の機能が低下した状態を、
サルコペニアとは筋肉量が低下した状態をいいます。
つまり、うごきにくさの順に並べると、
フレイル>ロコモ>サルコペニア となります。
ここからが本題。
眼にもフレイルと同様の概念がでてきています。
眼の加齢の変化により、
見えにくくなりしたいことがしにくくなってくることをアイフレイルといいます。
眼=eyeのフレイルなのでアイフレイルと表記されます。
人間は情報の8割を眼から得ているといわれています。
その分、眼が見えにくくなると日常生活に制限がでてきます。
そのため、アイフレイルの対策が重要と考え、 2021年からアイフレイル啓発会議が発足されました。 まずは皆さまにアイフレイルのことを 知っていただくため、啓発活動をおこなっています。 |
まずはアイフレイルについてチェックしてみましょう。
このチェックリスト、いかがだったでしょうか? チェックが0個だったかたは、現在眼は健康です。 また変化を感じたらチェックしてください。 |
出典:アイフレイル啓発公式サイト |
チェックが1個のかたは、眼の健康に懸念はありますが、直ちに問題があるわけではありません。
チェックが2個以上のかたは、アイフレイルかもしれません。一度眼科医にご相談ください。
アイフレイルについて興味をもたれたかたは、
一度アイフレイル啓発サイト(https://www.eye-frail.jp/)を訪ねてみてはいかがでしょうか?
当院はアイフレイルアドバイスドクターの認定を受けさせていただいております。
気になる症状のかたはお気軽にご相談ください。