サングラスと遮光眼鏡

まぶしさの症状を訴えておられる患者さんに対して、

遮光眼鏡という眼鏡を処方させていただくことが

あります。

色付きのレンズですが、

サングラスとどう違うの?

と聞かれることが多いので、

そのお話をさせていただきます。

 

 

 

サングラスについて

サングラスはご存じのように、色のついたメガネのことをいいます。

目に入ってくる光を均一にカットするため、全体的に暗くみえるようになります。

サングラスに使用されるレンズにも特殊なものがあります。

・調光レンズ

 太陽光が当たると色が変わるレンズです。

 屋内では普通のレンズのような色をしていますが、屋外に出ると色がつくレンズです。

・偏光レンズ

 水面や地面からの光の反射を抑えるレンズです。

 反射を抑えてくれるため、釣りやスキーなどのアウトドアなどで有用です。

 

遮光眼鏡について

遮光眼鏡は、その人がまぶしいと感じる波長の光のみをカットするメガネです。

それにより、まぶしさの症状は抑えることができますが、

暗くなりすぎないようになっています。

ただ、基本的には病気からきているまぶしさに対する治療になりますので、

眼科で遮光眼鏡の処方箋を作っていただき、

眼鏡屋さんで遮光眼鏡を作成していただくことになります。

 

まぶしさを起こす目の病気はさまざまですので、

日常生活の上でまぶしいと感じることが増えてきているような症状のある方は、

遮光眼鏡の適応になるか、眼科を受診してみてはいかがでしょうか?