フォトスクリーナー

視力の発達について』で述べさせていただいたように、

視力に関しては7~8歳くらいで大人と同様に見えるようになります。

3歳ころまでに急速に目が成長するといわれており、その期間に異常がないか調べ、

必要であれば早期に治療を始めることが重要となります。

そのためのスクリーニングとして、

各自治体で3歳児検診(地域によっては3歳半検診)がおこなわれています。

そのさい、今までは視力検査のみでの検診でした。

最近では検診の際にフォトスクリーナーという機器が導入されている自治体が増えており、

令和5年時点では87%以上の自治体で導入されているそうです。

この機械は約1m離れたところから測定でき、わずか数秒で結果が出ます。

近視・遠視などの屈折異常と斜視などを調べることができます。

この機械の導入により、異常のある子どもの見落としが減ったとの報告もあります。

小児科などでも導入されているところも増えてきているそうです。

子どもたちの目の健康を守れるよう、早期治療が可能になったのは喜ばしいことですね。