子どもの近視実態調査①
子どもの裸眼視力は、小学生ではここ40年で
1.0未満が2倍、0.3未満は3.5倍に増加しているそうです(令和元年現在)。
これを受けて令和3年~令和5年において、
小中学生を対象に眼の状態を調べた検査の結果が厚生労働省より公開されています。
29の小中学校でおこなわれた調査の結果です。
調査項目は、屈折検査(目の度数の検査)、眼軸長測定(目の大きさの検査)、
学校検診データ(裸眼視力、眼鏡視力、身長、体重など)、
アンケートでの生活習慣の評価、
学校生活についてのアンケート(学校対象として)などとなっています。
その結果、裸眼視力1.0以上の割合は小学1年で約80%、中学3年では約40%でした。
さらに、裸眼視力0.3未満の割合は小学1年では約1%、中学3年では約30%まで増加しました。
原因はほとんど近視と考えられるとのことです。
また、目の大きさが大きいほど近視が強くなりますが、
大きさを測定した結果では中学生になると成人の平均よりも大きい割合が多かったとのことです。
やはり近視のお子さんがかなり増えてきていることが分かります。
将来的に近視によって起こってくる病気などで苦労しないよう、啓発していきたいと思います。