目を動かす神経
目を動かす筋肉については前回述べましたが、その筋肉は神経の働きによって動かされています。
内直筋は動眼神経、外直筋は外転神経、
上直筋は動眼神経、下直筋は動眼神経、
上斜筋は滑車神経、下斜筋は動眼神経となっています。
ほとんどが動眼神経で、外直筋と上斜筋のみ違う神経になっています。
たとえば、外転神経のみが障害されている場合、
外直筋の動きが悪くなりますので外向きがしにくくなります。
ただ、動眼神経は保たれているため、
それ以外の動きは問題ない、といった状態が起こります。
その場合は外を見たときのみダブって見えるようになります。
逆に、動眼神経が障害された場合はさまざまな筋の動きが悪くなるため、
ほとんどどの場所を見たときにもダブって見えるようになります。
神経の障害で比較的多いのは、糖尿病などで神経にいく血流が悪くなったときです。
血流が悪くなると神経の働きも悪くなり、ダブって見えるようになります。
改善には時間がかかることもあります。
繰り返さないように根本的な治療が必要ですので、内科との連携も重要です。
糖尿病、高血圧、高脂血症といったいわゆる生活習慣病からくることが多いため、
そのあたりの状態も把握しておくようにしましょう。