眼圧とは

眼科ではよく眼圧測定がおこなわれます。

眼圧って一体何を測っているのでしょう?

 

眼の中では房水(ぼうすい)といわれる水分が絶えず循環しており、目の栄養を保っています。

水分が流れるためには何らかの圧力が必要で、房水が流れるための圧力を眼圧といいます。

血圧と同じような考え方ですね

(体の中の血液は心臓からの圧力により循環しています。この圧力が血圧です)。

房水は、虹彩(茶目の部分です)のうしろにある毛様体という部分から産生されます。

そこから前のほうに回ってきて虹彩と角膜によって作られる隅角(ぐうかく)の線維柱帯という

細い管を通って目の外側の血管のほうへ流れていきます。

この流れに異常がおこると眼圧が上昇しやすくなります。

眼圧は正常範囲が21mmHgまでとされています。

眼圧が上昇してもある程度であれば自覚症状には現れません。

しかし、知らず知らずのうちに視神経がダメージを受けたりするようになります。

眼圧は今のところ自身で測定はできませんので、

気になる方は眼科でのチェックを受けるようにしましょう。