睡眠とドライアイ

ドライアイは近年、『ライフスタイルディジーズ』

のひとつといわれています。

『ライフスタイルディジーズ』とは、

生活習慣が発症や増悪に関係している病気のことをいい、

高血圧や糖尿病などもこれらに当てはまります。

ドライアイも目の使い方と関連しており、

デジタル作業が多いと悪化しやすくなるのは

実感のある方も多いのではないでしょうか?

 

さらに、ドライアイは睡眠とも関連することが知られるようになりました。

日本人10万人以上を対象に睡眠に関しておこなわれたアンケートがあるのですが、

その中でドライアイについての項目もありました。

睡眠に関しては、睡眠時間、寝つきの悪さ、夜中に起きること(中途覚醒)、

および起きたときの疲労感について評価をおこなっています。

その結果、睡眠時間が7~8時間より短いまたは長いグループで

寝つきの悪さ、中途覚醒、起床時疲労感が強かったそうです。

ドライアイに関しては、男性は睡眠時間が長くてもドライアイ傾向が強く、

女性は睡眠時間が短いほどドライアイ傾向が強いという結果でした。

また、寝つきの悪さ、中途覚醒、起床時疲労感が悪いほどドライアイ傾向が強くなったそうです。

睡眠とドライアイがどのように関連するかははっきりとわかっていません。

(単純に、しっかり睡眠をとれているほうが目をつむっている時間も長いため

ドライアイになりにくい、などが考えられているようです。)

しかし、ドライアイにも十分な睡眠が必要となることは間違いありませんので、

ドライアイの方は生活習慣についても注意していきましょう。