飲酒と緑内障

飲酒はいろいろな病気に影響を与えます。

緑内障についても飲酒の影響を受けるようです。

日本人において、男性では『週に数回』『ほぼ毎日』と

飲酒頻度が高くなるほど緑内障との関連が強かったとの

報告があります(J Glaucoma. 2023. )。

また、男性では生涯飲酒量が多いほど

緑内障との関連が強かったそうです。

しかし、女性では飲酒と緑内障の関連は

みられなかったとされています。

 

飲酒によって眼圧が上昇し、それに伴って緑内障が発症しやすい

ということが考えられているようです。

ただ、飲酒と眼圧上昇の関係には性差があるようで、

女性ではあまり飲酒と緑内障の関連が出てこなかったとされているようです。

また、この検討では飲酒のペースやアルコールの種類についても精査はおこなわれていません。

一般的に男性のほうが飲酒ペースが早かったり、

度数の強いアルコールを飲酒したりすることが多く、

そのあたりも性差につながった可能性が考えられます。

いずれにせよ、緑内障においても飲酒はいい影響はなさそうです。

忘年会などの時期、飲みすぎには注意しましょうね。