VR

最近VR技術もかなり進歩してきています。

VRは『Virtual Reality』の略で、

『人工現実感』や『仮想現実』といったことを示します。

もう少し具体的にいえば、

『限りなく実体験に近い体験が得られる画像、動画』

という感じです。

 

家庭用にもさまざまなVRゴーグルが販売され、

立体的な動画などを見ることができるようになりました。

VRゴーグルは、左右で少し違う映像を見せることで立体的に見えるような仕組みになっています。

最近ではかなり現実に近いような映像が見られるようになり、

高所作業のシミュレーションなど、トレーニングに用いられているようです。

しかし、VRにともなう眼の異常も少しずつ知られるようになってきました。

『VR sickness』という、車酔いや船酔いのような不快感を訴えられる方がいらっしゃいます。

これは、見えているものと実際の平衡感覚がずれてしまうことにより起こるといわれています。

また、ドライアイの症状を訴える患者さんもいらっしゃいます。

VRゴーグルの場合はモニターの部分がかなり目に近くなってしまう、

かつ左右の映像に差をつけるため、周辺に特殊なレンズが入っています。

それにより眼精疲労が強くなり、ドライアイにつながってきてしまいます。

さまざまな技術の進歩により、目から入ってくる情報も変化してきています。

いままで知られていなかったような目の病気が発見される可能性もあります。

目の負担が強くなりすぎないような意識が必要かもしれませんね。