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結膜下出血 突然白目の部分が真っ赤になる病気です。基本的に違和感はありますが痛みなどはなく、鏡をみたり、他の人から指摘されて気づく方が多いです。高血圧や血圧の変化などで起こることが多く、内科的な管理が必要となることもあります。 |
結膜炎 目にばい菌が入った状態です。涙、目やにが多量に出たり、異物感や痛みを感じたりすることが多いです。 |
ドライアイ いわゆる『かわき目』のことです。涙の出が悪い、涙は出てもすぐ流れたり蒸発したりしてしまう、など様々な原因はありますが、しっかりとした治療で改善することが多いです。 |
角膜びらん 外傷の際などは角膜がめくれるような状態になることがあります。 |
白内障 水晶体というレンズの形をした組織が濁ってくる状態です。ある程度の年齢になると誰でも出てくるような状態です(80歳以上の方では100%起こっています)が、アトピー性皮膚炎の方や、内科疾患などでステロイドという薬を使用している方では若い方でも生じることがあります。見えにくい、かすむ、まぶしい、二重に見えるなど、症状は人によりさまざまです。見え方に問題なく、日常生活に支障を来たしていないようでしたら経過観察でいいことも多いですが、不自由を感じるようであれば手術加療が必要となります。また、白内障の進行とともに水晶体が前に移動、もしくは膨らんでくることもあります。その場合には眼圧の上昇、ひいては緑内障を引き起こす場合があるため、症状が軽度でも手術をお勧めする場合があります。 |
緑内障 目の奥には視神経という神経があり、目が受け取った情報を脳に伝える役目をしています。何らかの原因でこの視神経がダメージを受け、視野が障害される病気を緑内障といいます。40歳以上の方の約5%が緑内障にかかっているといわれています。開放隅角緑内障、閉塞隅角緑内障、正常眼圧緑内障、続発緑内障、血管新生緑内障などのタイプがありますが、正常眼圧緑内障以外は眼圧が上昇することで視神経がダメージを受けてしまいます。近年、この正常眼圧緑内障がかなり割合として多いことが分かりました。正常眼圧緑内障は眼圧は正常ですが、もともと視神経が弱く、低い眼圧でもダメージを受けてしまう病気です。そのため、その人にとってどれくらいの眼圧で管理するのがいいか、見極めるのが重要となります。目の中には房水という水が絶えず流れています。この水の流れが悪くなり、滞ると眼圧が上昇します。そのため、何らかの方法で房水の流れを良くし、眼圧を下げるのが治療となります。眼圧を下げるのが緑内障治療の今のところの唯一の治療となっておりますが、これは正常眼圧緑内障にも当てはまります。治療の方法は人により異なりますので、主治医としっかりとご相談ください。 |
急性緑内障発作 房水の流れが急にせき止められるような状態になると、急激に眼圧が上昇し、それに伴い視力低下、痛み、嘔気、頭痛などの症状が現れることがあります。 |
ぶどう膜炎 目を球状に維持するための膜(白目のさらに内側の膜)である強膜や、その内側にある脈絡膜を合わせてぶどう膜といいます。 |
黄斑浮腫 ものを見る中心部分を黄斑部といい、網膜のなかでも中心に位置しています。 |
黄斑上膜 黄斑部に膜が張ったような状態になることをいいます。 |
網膜静脈閉塞症 人の体には血管が張り巡らされていて、心臓から出る動脈と、心臓へ向かう静脈があることはご存知の方も多いかと思います。網膜にも動脈、静脈があり、網膜の静脈が詰まることを網膜静脈閉塞症といいます。網膜に入ってくる動脈、網膜から出ていく静脈はともに視神経の近くを通って目の外に繋がっています。そのため、視神経付近が目の血管における根元となりますが、この部分の静脈が詰まることを網膜中心静脈閉塞症といい、その手前の網膜で部分的に詰まってしまうことを網膜静脈分枝閉塞症といいます。血管が詰まると網膜に出血が生じます。網膜は神経線維でできているため、この線維に沿って出血が起こるので、はけではいたような形の出血となります。この出血が網膜中心静脈閉塞症では全体的に、網膜静脈分枝閉塞症では部分的に起こるため、網膜中心静脈閉塞症では全体的に見えにくくなり、網膜静脈分枝閉塞症では部分的に見えにくくなるといった症状が起こります。前述の黄斑浮腫も生じやすく、治療が必要となります。出血自体は時間とともに自然吸収されることが多いですが、黄斑浮腫は残存することが多く、抗VEGF薬の硝子体注射やレーザー治療などが行われます。 |
網膜動脈閉塞症 網膜の血管で動脈のほうが詰まってしまう病気です。 |
糖尿病網膜症 糖尿病は全身の病気で、全身の血管がもろくなってしまいますが、網膜の血管ももろくなってしまいます。 |
加齢黄斑変性症 年齢の変化とともに黄斑部にダメージが蓄積され、黄斑部が傷んでくる病気です。この場合も中心の見えにくさやゆがみなどが自覚症状として出ることが多いです。最近では治療には抗VEGF薬の硝子体注射が主に行われますが、根治は難しく、悪化しないように維持していくのを目標に治療を行います。 |
中心性漿液性脈絡網膜症 比較的若い方に起こりやすい、黄斑部の異常です。黄斑部に水が溜まることにより中心部の違和感や色調の変化、ゆがみなどの症状を起こします。原因ははっきりとは分かっていませんが、ストレスとの関連が指摘されています。自然に改善することも多いですが、再発も多く、必要に応じた治療を行います。 |
網膜裂孔、網膜剥離 傷を除くと基本的には年齢的な変化が原因となる病気です。 |
硝子体出血 網膜などから出血が生じ、量が多量になると硝子体が出血により混濁する硝子体出血となります。出血の原因には網膜静脈閉塞症、糖尿病網膜症、網膜裂孔などいろいろあります。 |