診療のご案内
白内障
白内障により日常生活に不自由を感じるようになれば手術加療をおこなうことがあります。
当院では現在白内障手術をおこなっておりませんので、近隣の病院に紹介させていただいております。
緑内障
近年、レーザーを用いて緑内障治療(選択的レーザー線維柱帯形成術:SLT)がおこなえるようになりました。
当院でもSLTを積極的におこない、治療しております。
SLTとは
緑内障治療の唯一の治療は眼圧を下げることとされています。
SLTは虹彩(茶目)の付け根にレーザーを照射し、眼圧を下げることを目的とした治療です。
個人差はありますが、有効な症例では約2~3年は効果が持続するとされています。
費用は1割負担の方で1万円程度、3割負担の方で3万円程度(2022年4月現在)です。
SLTの流れ
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糖尿病網膜症
当院では広角眼底カメラを導入しております。それにより無散瞳でも網膜の広い範囲を評価することができ、診断に役立てています。
加齢黄斑変性症
当院では黄斑部の評価に特化した眼底カメラも導入しております。また、病気が悪化している際には抗VEGF薬の硝子体注射もおこなっております。
抗VEGF薬とは
加齢黄斑変性症は、ものを見る中心部分の黄斑部に異常を来たす病気です。
VEGF(血管内皮増殖因子)という物質が黄斑部に血管を生やし(新生血管)、この血管から水分が漏れ出たりして中心が見にくくなったりします。
抗VEGF薬はVEGFを抑えることで見え方を改善させる薬です。
注射する薬にもよりますが、費用は1割負担の方で18000円程度、3割負担の方で55000円程度(2022年4月現在)です。
硝子体注射の流れ
散瞳薬で瞳を開いてから点眼麻酔などで準備を行います。
ベッドに寝ていただいた後、眼の周囲を消毒し、清潔な布をかけておこないます。
一瞬のチクッとした痛みが出る方もおられますが、すぐに治まります。
その後は眼帯をつけてご帰宅いただきますので、不安のある方はどなたかと一緒にご来院ください。
翌日に再度ご来院いただき、眼帯はそのときに外します。
炎症や副作用などが起こっていないかチェックをおこない、問題ないようなら間隔をあけて評価していきます。