こどもの目の日

2023年、6月10日が『こどもの目の日』として記念日認定されました

(公益社団法人 日本眼科医会のポスターより)。

 

通常、目の成長として、6歳に視力1.0まで成長します。

しかし、近年は教育場面や生活の場面でデジタル機器に接する機会が多くなり、

近視などによって6歳でも視力1.0が得られていないお子さんが増えてきています。

ここで、歯科での8020運動(80歳になっても自分の歯を20本以上保とう)のように、

眼科でも自身の視力を維持できるよう、

啓発する一環として6月10日をこどもの目の日として記念日にすることとなりました。

2022年には多くの自治体で3歳児検診での屈折測定機器の導入がおこなわれ、

早い段階において近視のお子さんをスクリーニングできるようになりました。

2023年にはこども家庭庁も創設され、

こどもの健康を向上する取り組みの支援も始まっています。

8020運動は施行から30年がたち、当時は8020達成者が約10%程度だったものが、

今では50%近くにまで改善しているようです。

近視が進行するとさまざまな合併症を起こしてくる可能性があり、

眼鏡でも矯正できなくなってしまうこともあります。

こどもの頃からしっかり視力を維持できるよう、皆さんに周知できればと思います。