レーザーポインターによる眼障害

前回お話ししたレーザー

(『レーザーって何?』)ですが、

身近なレーザーとしては

レーザーポインターがあります。

このレーザーポインター、

使用法を誤れば目に障害をきたしてしまいます。

 

 

レーザーにはさまざまな波長があります。

その中でも可視光線に近い、400nm~1400nmの波長のものが

目の障害を起こす可能性があるとされています。

見えるということは網膜でその光を感じるということです。

可視光線、つまり見える光線ということは、網膜にまで光線が届くということとなります。

400nm~780nmが可視光線ですが、その波長では網膜にまで到達するため、

網膜の障害を引き起こす可能性があります。

具体的には網膜で出血を起こしたり、網膜のむくみを引き起こしたりする可能性があり、

視力低下につながります。

視力低下は元に戻らない場合もあるようです。

 

レーザーポインターはその用途を考えると、見える光でなければなりません。

つまり、目に入ってしまうと網膜の障害を起こしやすいということになります。

最近は高出力のポインターも増えているため、目に入らないよう注意が必要です。

レーザーポインターはプレゼンなどでも非常に有用で、

利用価値が高いものですが、その使い方を誤らないよう、気を付けて使用しましょう。