医療とAI

最近、よくAIについての話題がいろいろなところで出てくるようになりました。

眼科に関してもAIの活躍によって変わってきている部分も出ています。

医療において、AIがどんなことをしてくれるか考えてみましょう。

 

そもそも、AIとは何のことでしょう?

AIとは、人工知能(artificial intelligence)を略したものです。

人間の思考などをソフトウェアなどを用いて再現したもので、

最近は日常のさまざまな分野で利用されています。

これは、AI自体がかなりのスピードで発展しているためです。

もともとはAIは人間と同様の知識を持つものにすぎませんでした

(ニューラルネットワークといいます)。

それが教え込んだことを考えて実行できるようになり(機械学習といいます)、

現在は教えなくてもAIが自身で判断し、

考えて実行できるようになりました(深層学習といいます)。

AIの発展で、医療は以下のような進歩が期待されています。

 

1.作業の効率化

単純な作業ミスの減少が期待できるのはイメージが付きやすいと思います。

さらに、いまはマイナンバーカードで個人の認証などもできるようになりましたが、

入り口にカメラを設置しておいて、それによってAIによる顔認証がなされれば、

受付自体の必要もなくなったりするのかもしれません。

 

2.診療の標準化

眼科では機械による検査が多くを占めています。

しかし、その結果を読むのは人間ですので、読むひとによって病名などにも差が出てきます。

AIによる診断がおこなわれるようになれば、

どの病院で診察を受けても同様の治療ができるようになるかもしれません。

 

3.新たな臨床知見の創出

  人間では気づかなかった知見などがAIによってもたらされ、

画期的な治療法などが見つかったりするかもしれません。

 

眼科は各診療科の中でも画像をとる場面が多く、

AIをうまく利用できるのではないかといわれています。

日本AI眼科学会やJOI Registry(Japan Ocular Imaging Registry)といった会が立ち上げられ、

今後ますますAIとの関りが深くなっていくことも予想されます。

AIに何ができるかを理解し、うまく利用できるよう努力していきたいと思います。