目のマッサージについて

眼が疲れたな、と思ったときに

目頭を押さえたりすることはよくあると思います。

実際、押さえたりするのは眼にとって

問題ないのでしょうか?

 

目をマッサージする意味は、大きく分けると

①治療としておこなうもの

②疲れ目などの管理として行うもの

の二通りがあります。

 

①治療としておこなうマッサージ

治療としておこなうマッサージは眼球マッサージといいます。

これは目の病気の治療としておこなうもので、

緑内障のかたや網膜動脈閉塞症のかたの治療におこなわれます。

マッサージの方法は病気によって異なりますので、

主治医によく相談の上、おこなってください。

 

②疲れ目の管理としてのマッサージ

疲れ目を改善させるマッサージは、

基本的に目の周りのツボを刺激することにあります。

目の周りにはたくさんのツボがあり、

刺激をすると目の血流がよくなり、

疲れ目が改善します。

イラストのツボを参考に、

しばらく圧迫してみてください。

 

基本的に骨の部分を圧迫することが大切です。

間違っても目自体(柔らかい部分)を圧迫することはやめてください

目を圧迫すると迷走神経反射といって、脈拍が落ち、急に血圧が下がり、

気分不良になるかたがいらっしゃいます。

絶対眼を押さえることはないよう注意してくださいね。

 

疲れ目の対応として、目を動かす運動を推奨するかたもいらっしゃいます。

特に目に病気がない方は問題ないことも多いのですが、

近視が強いかたなどは網膜剥離を引き起こすきっかけとなる可能性があり、注意が必要です。

まぶた自体を動かす(ぎゅっと閉じてからパッと開く、など)は問題ありませんが、

目を上下左右に動かすことやぐるぐる回すようなことはしないようにしてください。