網膜の病気について

『網膜剥離』『糖尿病網膜症』など、

『網膜』の病気の名前は聞いたことがある方は多いかと思います。

『網膜』とは、目の構造について

述べさせていただきましたが、

入ってきた光を受け取るための膜で、

眼球を裏打ちするように広範囲に存在しています。

この網膜に病気が出てくると、

ぼやけた感じに見えたりするようになります。

それでは網膜にはどういった病気が

でてくる可能性があるのでしょうか?

 

網膜の病気の原因については、2通りのパターンで考えるとわかりやすいです。

  • 物理的な変化によるもの
  • 血流の変化によるもの

これらの組み合わせによるものもありますが、基本的にはこのパターンで説明がつきます。

 

  • 物理的な変化によるもの

これは眼の中で多くを占める、硝子体(しょうしたい)の変化で起こるものです。

年齢の変化とともに、後部硝子体剥離(こうぶしょうしたいはくり)という現象が起こります。

これについては後日、述べてまいりますが、

この変化が不十分に起こったときに網膜の病気を引き起こしてくることがあります。

 

  • 血流の変化によるもの

網膜にも動脈、静脈が走っていてそれによって栄養を受けています。

血管が詰まりやすい状態になると、網膜の血流も不十分になることがあり、

その時に網膜の病気を引き起こしてくることがあります。

 

詳細についてはまたあらためてお話しさせていただきます。

このパターンの違いによって治療方法がかわってまいりますので、

ぜひ参考にしていただければと思います。