身体障害者補助犬法について

目の不自由な方のパートナーである盲導犬。

実はその取扱いに法律が制定されているのを

ご存じでしょうか?

『身体障害者補助犬法』といいます。

ここでいう補助犬とは、

盲導犬、介助犬、聴導犬のことをいいます。

これにより、補助犬を利用する側

およびそれを受け入れる側の義務が示されています。

 

といってもそれほど難しい内容ではありません。

利用する側は補助犬の行動管理、衛生管理を行うこと、

および周囲に補助犬であることがわかるような表示をすること、となっています。

また、受け入れる側として、

不特定多数の人が利用する施設で補助犬の同伴を受け入れること、となっています。

ただ、日本盲導犬協会によると、やはり受け入れ拒否の事例はまだまだ多いようです。

2016年度から2019年度は約60%のかたが受け入れ拒否を経験されていたようです。

2020年度は約41%、2021年度は約35%と低下傾向にあったようですが、

コロナ禍であまり外出しなくなったことで減少しているとの見解でした。

また、コロナ禍で不自由を感じておられることとして、

ソーシャルディスタンスがわかりにくい、手指消毒用のアルコールがわかりにくい、

などがあるようで、やはり新型コロナウイルスはいろいろなところで影響しているようです。

盲導犬に対する社会的な理解が進み、

目の不自由な方が少しでも生活しやすい環境が作られるよう、啓発していければと思います。