ビジョンバン
震災などがあった際、起こった直後ではなく、
少し落ち着いてから眼に関する訴えが多くみられるようになります。
『使用していた点眼がなくなった』
『眼鏡を紛失した』
『コンタクトレンズの管理が十分にできない』…など、といった悩みが増えてくるようです。
これらの悩みに少しでも役立てられるよう、
日本眼科医会はビジョンバンというものを災害地域に派遣しています。
ビジョンバンは眼科検査で必要な機器を積んだバスで、
その中で検査、診察や眼鏡のチェックなどもおこなうことができるようになっています。
主な業務は以下の通りです(ビジョンバンとは – ビジョンバン (visionvan.jp)より)。
・眼科総合健診・目の健康相談(仮設住宅団地等や、多くの県民が集まる場所)
・眼疾患啓発活動
・眼疾患疫学調査
・運行地区での休日当番的役割(応急処置および地域の医療機関への紹介)
・日本全国で激甚災害が起きた時の救援活動
東日本大震災がきっかけで、そのときに有事における眼科医療支援の重要性が浮上し
宮城県眼科医会を中心にビジョンバンが作られました。
先日の能登半島沖地震でも活躍しています。
以前には海外の支援をおこなうこともありました。
普段はさまざまなイベントなどでの業務をおこなっていますので、
もしかしたら目にする機会もあるかもしれませんね。