緑色を見ると目が良くなる?

今回も前回(ブルーライトについて)同様、

色のおはなしです。

今回は緑色について考えてみましょう。

昔はよく緑色のものを見ると目が良くなると

いわれていました。

学校で使用される黒板も緑色をしています。

これも諸説あるようですが、緑色は目に優しいから、

というのが理由として有力なようです。

実際、緑色は目に優しいのでしょうか?

 

以前お示しした可視光線の波長の図では、緑色というのはちょうど中間にあたります。

目にとっても波長による影響を受けにくく、負担の少ない色ということになります。

緑色が目に優しいというのはこの波長の部分から来ているのではないでしょうか。

 色彩心理学的にも緑色はリラックス効果のある色とされているそうです。

目の筋肉などでもリラックス効果があると考えられます。

 また、最近は日常生活で遠くを見る機会が減っていると思います。

木や森などの緑色を見ようと思うと必然的に遠くを見ることになります。

目の筋肉は遠くを見ているときが一番力を入れなくてすむためリラックスしている状態です。

遠くの緑を見ることは目の筋肉にもいい方向に働くと思います。

 パソコンやスマホで緑色のものを見ても、ブルーライトなどの影響のほうが

強く出るかもしれません。

遠くの緑を見て、目を休めてあげてはいかがでしょうか?